指導することの大変さ
誰でも、仕事を始めた時には慣れないもの。どんな職種でも、上司に注意をされたり、指導を受けることがあるでしょう。特に看護師の仕事の場合には、人の命に携わる仕事となりますから、厳しい指導なども多くなるでしょう。こういった指導により、新人看護師の方は「毎日落ち込んでしまう」という方もいると思います。しかしここで忘れてはいけないのは、指導している先輩や看護婦長の負担。上の人たちも楽しく指導をしているわけではありません。
毎日のようにキツイ指導を受けていれば、「看護師長は、どうしてあんなに怖いのだろう?」と思うことでしょう。「もっと優しく指導してくれれば良いのに」と小言をいいたくなるかもしれません。そんな時、指導する側の立場になって考えてみることも大事です。人に指導をするというのは、とても大変なもの。意外と、指導にはエネルギーがいります。自分の仕事もこなしながら、新人看護師に指導をするわけですから、負担は大きくなります。指導を受けた時には、看護師長に負担をかけていると考えることができれば、「怖い」と思うよりも「申し訳ない」と思うことが出来るのではないでしょうか。当然、指導されない方があなたにとっても負担がありませんし、看護師長にとっても負担を抑えることが出来ます。指導されたくなければそれだけの予習勉強や習ったことの見直しをして、少しでも早く仕事がこなせる様に努力しましょう。
看護師長の指導により落ち込んでいる方も多いと思いますが、指導する側にとっても負担になっていることを忘れてはいけません。その指導のために、看護師長も時間やエネルギーを割いているということが理解出来れば、素直に受け入れられるはずです。